秘すれば花の意味は?ドラマ「とんび」第4話で使われたあらすじ

『秘すれば花』はどんな意味なんでしょう。
TBSドラマ「とんび」第4話で使わてた言葉なんですね。
その「とんび」で使われたあらすじを紹介します。

とんび
TBSとんびHP

 

『秘すれば花』とは、もともとは
『秘すれば花なり。秘せずは花なるべからず』という一節です。
これは能の基となった猿楽を広めた世阿弥の「風姿花伝」にでてきます。
「風姿花伝」は今風に言うと演劇、演出の秘伝ですね。

さすがに、700年前の室町時代のものなので、
解釈も多様にわたっています。

能で感動を観客に与えるには驚きの演出が必要。
これは驚きの演出が『秘』に当たるわけです。
『花』が観客に与える感動になります。
演出を隠してこそ感動を与えられるという解釈ですね。
観客に中身がわかるような能では感動は与えられないってことです。

あとは、「風姿花伝」は秘伝、
その秘伝が世間に広まったら能が面白くなくなる。
だから秘伝を『秘すれば花』として、
秘伝を明かしてはいけないという意味の解釈です。

その他にも、能の型、所作にはいろいろな技や知恵が凝縮している。
これが『秘』ですね。
それを表にださない美しさを『花』で表すという解釈です。

もともとが演劇論、演出論からでてるんで解釈が難しいところですね。
「とんび」で使われた意味で単純に考えると2番めですかね。
「秘密にしたほうがいいこともある」ってことです。
「とんび」の第4話に『秘すれば花』が使われたあらすじです。

この第4話では『秘すれば花』に関係するシーンが3つ出てきます。
まず登場人物です。
ヤス 内野聖陽
アキラの父親 トラック運転手、妻をなくしアキラと二人暮らし。
アキラ 佐藤健
ヤスの息子、幼少時母親を自分のせいで母親を亡くします。
美佐子 常盤貴子
アキラの母親 積荷が崩れたときにアキラをかばって亡くなります。
たえ子 麻生祐未
ヤスの幼馴染、小料理屋をしていて、ヤスの子育ての手伝いをしています。

シーン1
ヤスのところに、たえ子の別れた夫と結婚を控えた娘が来ます。
結婚前に娘をたえ子に会わせてくれとお願いにきたんですね。
ヤスはたえ子のところに行き娘に会うように説得します。
たえ子は農家に嫁ぎ女の子を産みますが、家族親戚からいびられ、
籍を抜くためにまだ小さい娘を置いて離婚しています。
そして、今更娘に会って過去を話してもいいことがない、
『秘すれば花』とヤスに言います。

シーン2
アキラはヤスの友人達に母親美佐子が何で死んだか聞いて回ります。
アキラとヤスが風呂に入っている時に、
アキラはヤスに母の死んだ原因を尋ねます。
ヤスはアキラをかばって死んだとは言えず、
自分をかばって美佐子が死んだと言います。
この時、『秘すれば花』という言葉は出て来ませんが、
アキラのせいで母が死んだことを秘密にするために嘘をついたんですね。

シーン3
ヤスはたえ子の店にたえ子の娘を連れて行きます。
たえ子はすぐ娘だということに気づきます。
そして、過去の事は言わず、結婚したらどうするべきか、
子供を手放さないような親になれと話します。
たえ子の店を出てから、ヤスはたえ子の過去を娘に話そうとしますが、
娘は『秘すれば花』と行って、ヤスの話を遮ります。

「とんび」での使われ方は、
「秘密にしたほうがいいこともある」って使われ方だと思います。
これだと『知らぬが仏』でもいいように思うんですけど、
それじゃストーリーのキーワードにならなかったんでしょうね(笑)



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