ウイルスプロテクター、発売元ダイトクコーポレーションは?効果は?

携帯型のウイスルプロテクターで化学熱傷する被害が相次いでます。
消費者庁もウイルスプロテクターの使用中止を呼びかけています。
この商品、石川県の株式会社ダイトクコーポレーションが発売元ですが、
HPにはウイルスプロテクターについての記載はありません。
安全性、効果の確認はあったんでしょうか?

ウイスルプロテクターウイスルプロテクターストラップ付き

このウイスルプロテクターは、塩素成分で空間を除菌できるとして
1月25日に発売元のダイトクコーポレーションが販売を開始しています。
しかし、発売直後からウイスルプロテクターでの熱傷事故が相次いで発生しています。
2月2日には千葉県内の幼児が体幹接触皮膚炎で重傷を追っています。
その他にも、
胸に火傷のような水泡、
ポケットに入れてモモに熱傷、
衣類の上からで腹部にⅡ度の熱傷で洋服は脱色、
医療機関からも化学熱傷の報告が3件あります。

塩素成分で空間除菌という商品は他にもあるんですが、
なぜ、このウイスルプロテクターが発売直後に事故が相次いだかというと、
本来この類の製品は二酸化塩素が使われるんですが、
ウイルスプロテクターには次亜塩素酸ナトリウムが使われています。
聞いたことありませんか?
これはハイターなどの塩素系漂白剤に使われている成分なんですね。

ウイルスプロテクターにはこの次亜塩素酸ナトリウムを含んだ錠剤が使われています。
錠剤に水分を含ませると強酸性になるんですね。
それが皮膚に付くと、皮膚が化学熱傷になったり、タンパク質が変性します。
これは、衣類の上からでも気化した成分が肌に影響を与えます。

次亜塩素酸ナトリウムを含んだ漂白剤には
混ぜるな危険、換気をしてくださいと注意書きがありますよね。
そんな人体に危険のある物質を携帯するような商品に使う事態がおかしいんです。
確かに次亜塩素酸ナトリウムはノロウイルス胃腸炎の吐しゃ物の後始末には有効です。
1/100の溶液を雑巾に含ませて拭き取るんですね。
しかしそれと、気化すると衣類を通して皮膚を化学熱傷させる次亜塩素酸ナトリウムを使うのは用途に誤りがあります。
人体に対しては次亜塩素酸ナトリウムは危険なんですね。

ウイルスプロテクターの発売元のダイトクコーポレーションは、
石川県金沢市にあるんですが、
驚いたことにウイルスプロテクターについてのページが一切ありません。
商品の説明も、安全性の説明も、効果についての説明も一切無いんです。
しかもダイトクコーポレーションの本業は印刷業なんですね。
とても、安全性や効果を確認しての販売とは思えません。

ちなみに、このダイトクコーポレーションの事業内容は、
印刷事業、テレマーケティング事業、通販コンサルティング事業、
広告代理店事業、サプライ事業、
今回のウイルスプロテクターはサプライ事業に含まれんでしょうけど
それにしても、商品ページがないのには呆れてしまいます。

ウイルスプロテクターは、中国で製造して輸入されています。
その輸入元が愛知県のERA Japan 株式会社です。
この会社のHPにもウイルスプロテクターについての記述はありません。
ERA Japan の事業内容は
LED商材、生活資材、輸入販売およびOEMとなっています。

中国で製造されていますが、製品を企画したのは、
ダイトクコーポレーションかERA Japanです。
二酸化塩素の空間除菌製品が売れているんで、
2匹めのどじょうを狙ったんでしょうけど、お粗末すぎますね。

この商品は国内でもう70万個流通しています。
回収が遅れればまた被害者が出るかもしれません。
厚生労働省は近くダイトクコーポレーションに対して自主回収を求めるようですが、
お役所仕事です。本来なら即刻販売停止、回収命令ですよね。

また、塩素成分でウイルス除去を謳う製品が他にもありますが、
二酸化塩素は本来、殺菌作用があるために消臭や消毒に使われています。
それが、ウイルスを本当に除菌出来るのかということには疑問の声が上がっています。
実際の根拠を示すデータが曖昧なんですね。
安全性にしても空気中に拡散する二酸化塩素ガスの濃度や人体に対する影響について
基準や規制は日本国内無いんです。
基準が無いものを安全と主張するのがおかしい話なんですね。

それにウイルスについての除菌作用も、証明されていません。
ウイルスと言っても、ノロウイルスもあればインフルエンザウイルスもあります。
根拠を示すとしたら、
各ウイルスを培養してそれに対して二酸化塩素が
どのような条件でどのように作用するかを証明しなければいけません。
医療研究機関でなければその証明は出来ないはずですが、
そこまでのデータを示している空間除菌製品は無いんですね。
それがただ置いているだけ、携帯するだけで
空間除菌出来るというのには疑問しかでてきませんね。

もし、ウイルスプロテクターを持っている方は使用しないで下さいね。



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