マイナスイオン家電は健康に効果なし?ニセ科学?景品表示法違反?

世の中にマイナスイオンを発生させる家電があふれています。
しかし、マイナスイオン家電に消費者庁から待ったがかかっています。
景品表示法違反に当たるということです。
一体なにが違反なんでしょうか?
マイナスイオンに効果はあるんでしょうか?

マイナスイオン

 

滝のそばに行くとマイナスイオンが発生していて、リラックスできて健康にもいいなんて言われています。

マイナスイオンと聞くと、体にいいって思っちゃいますけど、
実はその効果は実証されているわけではないんですね。

マイナスイオンという言葉が流行したのはテレビ番組からでした。

1999年、「発掘!あるある大辞典」でマイナスイオンが体にいいと紹介されて、ブームになります。
家電メーカーは次々マイナスイオンを発生させる、マイナスイオン家電を発売しました。
エヤコン、掃除機、ドライヤー、空気清浄機、加湿器、
はては、パソコン、テレビ、冷蔵庫まで発売されました。

マイナスイオン家電

カタログにはマイナスイオンは、健康にも精神的にもいいと掲載、
しかしその効果については実証出来ていませんでした。

2003年、景品表示法が改正されます。
商品の表示には合理的な根拠を示すことが定められました。

マイナスイオンに関して、科学的、合理的根拠はありません。
なので、それを証明出来ない家電メーカーはカタログからマイナスイオンの健康にいいという表記をなくしたり、製品の発売を中止します。

 

そもそもマイナスイオンとは何か。

科学的に陰イオンと陽イオンというのは存在します。
電荷を帯びた原子、または原子団で、
負の電荷を帯びたものを陰イオン、
正の電荷を帯びたものを陰イオンとよびます。
これって、原子レベルの話です。

マイナスイオンは、科学的に言うと陰イオンとは無関係なんです。
陰イオンとマイナスイオンは別物ということです。

マイナスイオンという言葉は和製英語で、造語です。
いかにも科学用語みたいですけど、違うんですね。
マイナスイオンはニセ科学とも呼ばれていますw

家電メーカーでは、マイナスイオンを次のように定義しています。
「空気中の原子や分子が電子を得てマイナスに帯電したもの」

この定義自体があやふやなんですね。
空気中の酸素なのか水素なのか窒素なのか、
通常、科学で証明されるものであれば、対象は明確にされるべきですが、ただ空気中と言っています。
マイナスイオン自体があやふやなのに、その効果効能が証明される訳はありません。

それに、イオンの発生方法によっては健康に有害なオゾンを発生させる製品もあります。
発生量は多くはありませんが微量でも発生すれば、環境にいいわけがありません。

 

現在もマイナスイオン家電をまだ販売しているメーカーはあります。
まあ、カタログに健康に効果ありますと表記しなければ、景品表示法違反にはなりませんから問題はないんですけどね。

イオンを発生させる家電を自社の呼び方で販売しているところもあります。
パナソニックのナノイーとか、シャープのプラズマクラスターとかですね。

しかし、健康にいいという効果は実証できていません。
自社データをカタログに載せますが、科学的根拠があるのは、
静電気の抑制や集塵、保湿、脱臭位です。

シャープにいたっては除菌効果といっていますが、第三者機関での証明はされていません。

2012年11月、消費者庁はシャープのプラズマクラスター機能付きの掃除機が景品表示法違反に当たるとして、措置命令を受けています。

「イオンを発生させて、アレルギー物質を抑制する」
これが、消費者の誤解を招くと言っているんですね。

もし、効果があるとしても空気清浄機やエヤコンと違って掃除機を掛けるのは短時間です。
それに掃除機から発生するイオンが部屋を満たすかは微妙ですからね。

 

インフルエンザや花粉症のことを考えると、ついつい効果があるんだったらとマイナスイオン家電やイオンが発生する家電を買ってしまいます。

しかし、集塵や脱臭、保湿効果はあっても、健康には効果はありません。
イオンの付加価値がいるかどうかは考慮が必要です。

ちなみに、マイナスイオンって騒いでるのは世界中で日本だけですw



コメントを残す